後輩の失敗を許せる上司になる方法

はじめに

こちらの記事は、問題解決のための根本的なアプローチをしておりませんので、予めご了承ください。

今回は後輩の失敗から学ぶ、上司のあるべき心構えをお伝えしたいと思います。

なに、精神論？

具体的な方法じゃないの？と思ったあなた

正解です。

この記事は、どのような気持ちで日々を暮らせば、幸せになれるか？

というココロの置き所を書いているブログです。

具体的なハウツーをお探しの方は、ここで引き返す方が賢明かと思われます。

では、始めましょう。

結論

失敗の原因が、 ほんの少しでも上司にもあるならば

当事者意識を持つことが大切です。

１００パーセント自分のせいではない、と思った時点で

人を許すことができなくなります。

よくある後輩からのお願い

とある平日、後輩から１本のメールが入った。

後輩がその書類を記入して、取引先へメールする手はずになっていたので

私は、メールを後輩におくることに。

後輩　様

遅くなり申し訳ありません。
取引先へ送る書類です。
ご確認よろしくお願いします。

担当　ジョージ・タシロ
mail：＊＊＊＊＠mail.jp
℡：＊＊＊＊＊＊＊＊＊

上記、本文を入力し、ファイルを添付

そして最後に、件名を入力して送信で完了

件名は、これにして↓↓

［件名］　ペニス増大してみませんか？

してみたい！

否、したい！

じゃなくて、ほんのサービス精神で

• 後輩の笑顔が見たい
• 世知辛い世の中に、少しばかりの休息を与えたい

そんな思いから、この件名にし、いざ送信。

後輩からの返信は

そうだろう。そうだろうな！

だって・・・

［件名］　ペニス増大してみませんか？ 

だもんな。

後輩の失態

後輩へのメールを送り、そんなことも忘れていた２週間後・・・

後輩から、突然のLINE

いまさら、やな〜、と思いながら

すぐにアドレスを送り

ちゃんと本文の書き方も教え

［件名］○月○日、研修会報告書の提出

〇〇会社　担当　○○ 様

いつもお世話になっております。

(省略)

先方に、粗相がないように丁寧に雛形を送ったつもりが

後輩からの返信は

すいません。致命的なミスをしてしまったかもしれません。

え・・・なに？なに？

送られてきたスクショ画像を見た瞬間、これはヤバイ！と

冷や汗と、腹の底が揺れるほどの笑いが溢れ出す。

（ちゃんとBCCで自分にも送信してたから発覚。偉いw）

でも、これはやばいwww

後輩は慌てて、先方にすぐ電話入れて、すぐ謝りました！

と言うものの、もう笑いが止まらなくなっている。

ケラケラ笑いながら、謝っている。

怒るどころか、おれも笑っている。

先方の担当者は、女性だ。

これはまずい。。。

え・・・なんて言って謝ったん？

なんか、スパムが〜〜〜・・・

スパムじゃねーよ！

ジョージ・タシロの上司からの電話

噂を聞きつけたのか、わたしの上司から電話が入る。

この電話がいちばん重たい・・・

（上司）あの〜〜〜、聞いた？

この手の探りを入れる質問に答えるのが、一番苦手で

（ジョージ）えっ？なにがですか？

（上司）え〜っとスクショ画像送るから見て、何故そうなったのかを教えて。とだけ言われる。

おれはまだ、白を切り続ける作戦は変えていない。

やはりバレたか？という不安と、上司の笑い声を抑える葛藤と

カオスな雰囲気が、電話越しに伝わる。

すぐ確認して折り返します！

と言って電話を切った後は、笑いをこらえすぎて過呼吸になった自分を深呼吸でなだめる。

そして上司へ送られた取引先からの転送メール画像が送られてきて、ハッとした

上の画像が、後輩の本文。

そしてこちらが続きのスクショ画像

2枚目の写真には、なぜか私が後輩に送ったメールが記載されてあり

丁寧に、名前まで書いてある・・・

まさか、後輩！

あのメールそのまま使っとるやん！

これは詰んだ。

物的証拠があがり、逃げられない状況に。

後輩に電話をいれて、状況を説明し

俺が真犯人だと考えられている。と伝え、

ほんと、すみません！

ほんと、すみません！と

何度も謝る後輩。

たまに

と、脅しもかけてくる。

交渉上手な奴だ！

しかし後輩の誠意がみられたため

ジョージ・タシロ許してあげることに・・・

そして後輩に言ったひとことが

今年いち笑わせてくれてありがとう。

これだけ笑ったなら、おれ怒られてもいいや！

ジョージ・タシロ

ここでスガシカオのProgressが流れてきそうだけども。

上司へ電話し、状況説明

怒られる覚悟をし、いざ上司へ電話

なにか、わかった？

これ、あいつまさか、そういうクスリ使いよるん？www

とか、言われる始末になるも

いやぁ〜どうですかね〜・・・と含ませて濁す。

（この手の答えたくない質問に対しては、”含ませ濁し”という技が非常に役立つ）

でも、これお前が、後輩に送ったメールを、そのまま使っとるけん

お前が悪いんやない？

やはりそう来たか・・・

さすが読みが鋭い。

真犯人は、私で決まりか・・・

でも後輩に言ったひとことを思い出し

漢ジョージ・タシロ、

振り絞って出した、言い訳が・・・

なんか、スパムが〜〜〜・・・

スパムじゃねーよ！

これにて一件落着。

失敗の原因は、「なぜ」の前に「どこ」にあるか考える。

医者は診断する時に、なぜ痛いのかを考える前に、どこが悪いのかを探すという。

これはビジネスや、問題解決をするうえでも大切で

「なぜ」、よりまず、「どこ」に原因があるかを究明することが先決だ。

ということを踏まえて、今回の原因はどこにあるのか？

• 後輩がメールを返信ボタンから作成したところ

→メールは新規作成ボタンから作りましょう。

• 送信ボタンを押す前に、確認を怠ったところ

→送信ボタンを押す前に、件名、本文を２回チェックして送りましょう。

• ジョージ・タシロの軽い気持ち

→バカは死んでも治りません。

３番目が一番の原因な気がしてならないが、今回の反省を踏まえて・・・

結論

後輩の失敗を許せる上司になるには、失敗の原因が自分にもあることを忘れないこと。

（感覚として今回は、後輩９：１私くらい？）

やってしまったことは、仕方がないので

誠意をもって対応することが大切です。

って、どの口が言いよるんか！

本日の、とて格言

後輩がメールの件名を間違って送った、とて。スパムと言って乗り切ろう